NPO法人 日本野鳥の会鳥取県支部
・探鳥地ご案内

 ・水尻(ミズシリ)池・日光冠水田
  鳥取市
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写真 (日光の田んぼにヒシクイが飛来) 観察できる野鳥    交通
   年中  春〜夏 秋〜冬  鳥取市から国道9号を西進して約13kmで白兎海岸。この先二つ目の水尻トンネルの手前を左折すると水尻池。水尻から西に約3km先の坂道の信号を左折して日光へ。

ダイサギ
コサギ
カルガモ
ミサゴ
ハヤブサ
アオバト
シマアジ
ムナグロ
ツルシギ
タシギ
カンムリカイツブリ、マガン
ヒシクイ、コハクチョウ
マガモ、コガモ、ヒドリガモ
ハシビロガモ、ホシハジロ
キンクロハジロ、ミコアイサ
アオジ、オジロワシ
ノスリ、タゲリ、ミヤマホオジロ

 水尻池は白兎海岸の西2kmにある小さな潟湖(かたこ)です。鳥取市方面から来て水尻集落を左折すると池の周回道路に出ます。この道をゆっくり回りながら探鳥します。道幅が狭く対向車とのすれ違い場所も限られていますので慎重な運転を心がけましょう。池の西側の道路は小高くなっていて水面を一望することができます。冬場は水鳥で一番多いのはマガモ、次いでヒドリガモ、カルガモです。カモたちは毎年500から1500羽が越冬し、ミコアイサの姿もあります。近年はオジロワシが時折姿を見せてくれます。
 浜村温泉の東、鳥取市寄りの集落が日光です。ここの水田は元々日本海につながる潟湖であったため、秋の稲刈り後には水がたまって池のようになります。水深が浅く畔が水面に出ているので、カモたちの絶好の越冬地となっています。コガモの数が一番多く、ハシビロガモの群れも見られます。アカツクシガもが姿を見せた年もあります。コハクチョウは毎年五十羽前後が飛来、マガンやヒシクイが一緒にいることもよくあります。春の渡りの時期にはシマアジやシギの仲間が立ち寄ってくれます。
 両地区とも農道からの観察となりますので、地元の方の迷惑にならないように気をつけましょう。

 /「とっとりの野鳥」(鳥取県農林水産部森林保全課発行 2003年) より抜粋・転載


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