・大山(ダイセン)小鳥の路 (大山隠岐国立公園) 大山町、伯耆町 関連サイト:大山町観光商工課
このコースは通称「横手道」として知られている旧街道の一部を含みます。起伏も少なく歩きやすくて小鳥がたくさんいるというおすすめのコースです。 大山寺橋を渡って桝水原(ますみずはら)方面へ歩いていくと夏山登山道入口があります。ここから少し登山道を登ると標識があり、小鳥の路はここから左右に伸びています。右の路へ進みましょう。歩き始めると大山に多いカラ類のさえずりが数種類聞こえてきます。シジュウカラやコガラ、ヤマガラのさえずりを聞き分けてみましょう。 大鳥居のあたりにはアカゲラやアオゲラがいます。さらに進んで横手橋まで来たら沢の中をのぞいてみてください。雪解け後にはアトリやマヒワ、少し暖かくなるとオオルリの姿を見られるでしょう。その先、清浄泉からは車道からはなれて左の小道を登ります。車の音が遠くなりブナやミズナラの大木が現われます。春にはキビタキやクロツグミが見られます。鳥が多い所では、木陰に座って鳥が現れるのをじっと待つのも鳥見のコツです。 歩いていくとやがて下り坂になり広い道に出ます。アカゲラやアオゲラがよくいるところです。ここからは横手道です。路の途中ところどころにコンクリートの水槽や水たまりがあり、水の少ない大山では野鳥の貴重な水飲み場となっています。少し離れたところから鳥がいるかどうかのぞいてみましょう。 樹木が低くなってくると桝水原のリフトの上に出ます。天気が良ければここから三瓶山や隠岐島が見られることでしょう。この先は道は平らになり、10分ほど歩くと大山環状道路の小柳別れに着きます。 みんなに愛されているこの道にいつまでも小鳥たちがたくさんいてくれるように、大切にしながらこの道を歩きましょう。 /「とっとりの野鳥」(鳥取県農林水産部森林保全課発行 2003年) より抜粋・転載 「探鳥地ご案内」に戻る |