NPO法人 日本野鳥の会鳥取県支部
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・湖山池のオオワシの写真(2007年以前のもの)を探しています!
(2016/3/20)

 湖山池に毎年冬にやって来るオオワシは、近年その存在が広く知られるようになりましたが、この冬で連続23シーズン飛来して来ています。先回の2/20付け記事でも報告したように、今年一月の当支部探鳥会でもこのオオワシが元気な姿を見せてくれました。オホーツク海周辺で繁殖するオオワシが毎年越冬のために飛来する地点としては、湖山池が本州最西端と言ってもよいのではないかと思います。

 さて、このオオワシがずっと同一個体であるのかどうかが気になるところですが、近年撮影された写真を調査した結果、翼の白斑部の模様パターンがほぼ同一であることから、少なくとも2008年以降の9シーズンについては同一個体が飛来していた可能性が高くなりました。下の図の左側に、2008年以降に当支部会員によって撮影されたオオワシの翼下面が明瞭に写っている写真を示します。

 

 
‘08年以降の写真を相互に比較すると、翼下面の白い部分の模様は年によって若干の変化があるものの、その基本的なパターンは同一と言ってよいと思います。この個体の場合には、(ワシから見て)右側の翼の翼角のやや下の胴体寄りの所(大雨覆か次列風切基部)に白斑があること、また左右の翼前縁部の白い部分の形が左右非対称であることが特徴です。図鑑やネット上の他のオオワシの写真も確認しましたが、白色部や白斑の形状・位置は個体ごとにかなり異なっていて、湖山池のオオワシと全く同一パターンと思われるものはありませんでした。

 次に、上の図の右側の'90年代に湖山池オオワシを撮影した写真について。
 湖山池のオオワシの連続飛来は1994年1月に確認されたのが最初の記録。当支部会員のO氏によるものです。右側の一番上の写真は、最初の確認の数日後に朝日新聞鳥取支局によって撮影され同紙の鳥取版に掲載されたものです。翼下面には十分には光が当たっていないため、残念ながら白斑模様は明瞭には確認できていません。その下の写真は'94から'96年の間に当支部会員によって撮影された写真ですが、
原版を大きく拡大した写真であるために解像度に難があります。細かい白斑部分が写っているかどうかについては何とも言えません。

 結局、2008年よりも以前の湖山池のオオワシの翼下面が明瞭に写っている写真については、当支部の調査だけではその存在は確認できていないと言うのが現状です。
 昔の写真があれば、同一の個体が連続で湖山池に飛来していることが証明できる可能性が出て来ます。どなたか当時のオオワシの写真をお持ちではないでしょうか?翼下面の白斑部分が写っている写真をお持ちの方があれば、当サイトの管理人までご連絡ください。

 この件に関しては、朝日新聞鳥取総局にも過去の写真の調査等で御協力をいただきました。同紙の調査結果によると、琵琶湖北部のオオワシは当地と同様に翼の白斑模様からの判断により、今シーズンで同一個体が18シーズン連続飛来していると推定されるの事。湖山池のオオワシがその記録を越えられるかどうかは、昔の写真の存在の有無にかかっているようです。なお、飼育下でのオオワシの最長寿命は、札幌円山動物園の52才が最長とのこと。野生下では、推定で最長25年くらいとの事です。

 以上、湖山池オオワシに関する調査へのご協力を、よろしくお願いいたします。

(by 管理人)