NPO法人 日本野鳥の会鳥取県支部
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・十二月探鳥会の報告 
(2020/12/31)

 東部 12/6 池と海の水鳥観察
 9hに福部町総合支所に10名(非会員2名)が集合、さっそく本庄池へと移動。カモたちに気づかれないようにそっと堤に近寄るが、彼らは気配を察して徐々に池の奥に移動。やはり双眼鏡では無理で、結局は昨年同様にスコープで見るしかありませんでした。今年はトモエガモがやたらと多く、約500羽のカモのうちの約200がトモエでした。残りの多くはマガモ。コガモやオナガガモ、オカヨシガモも混じっていました。

   
   堤の上は地雷(イノシシのフン)だらけ!     解像度不足ですが、オオタカ幼鳥です

 続いて、網代港に移動。さっそく、遠くの枯木にタカ類二羽を発見。シルエットからハヤブサのよう。続いて、もっと近くの枯木に停まっているオオタカ幼鳥を見つける。するともう一羽のオオタカが上空に現れ、盛んに枯木のタカにモビング(攻撃行動)を仕掛ける。しかし、停まっている幼鳥はあまり気にしていない様子。時期的に見て、親が子に独り立ちを促す「子別れ行動」のようでした。
 その間にも港の岸壁にウミネコが続々と飛来するが、他のカモメ類は見当たらず。トビが10羽弱。この時期はあちこちでトビの集会をよく見かけるが、いったい何をしているんでしょうね(集団お見合い?)。この日の確認種は31種、快晴無風、暖かくて気持ちの良い日曜日でした。( by 管理人)

 中部 12/13  あやめ池ぐるり探鳥会
 雨の中、東郷池を望むあやめ池公園での探鳥会。いきなり可愛らしい小鳥の混群が出現!エナガ、シジュウカラ、コゲラそしてヒヨドリ等が木々の間をちょこちょこ飛び回っています。そして上空にはミサゴが2羽優雅に旋回し、その近くにはトビが1羽地面の何かを狙っています。雨脚が強くなってきたので、東屋に一旦避難しました。そこでクイズです。まずは東郷池にまつわる問題。そして鳥の漢字クイズ初級編です。

   
    探鳥会前の自己紹介と事前連絡       エナガ、シジュウカラなどの混群を観察中
 
 公園内には巣箱が3つ掛けられていましたが、中に鳥がいるかどうかは不明でした。雨が本格的に降り始めたので、雨宿りをしながら鳥の漢字クイズ中級編です。

 最後に赤い橋の上から東郷池に住むカモたちを観察しました。マガモ、カルガモ、オオバン、カイツブリ、キンクロハジロが泳いだり、陸で休んだりしていました。今日はあいにくの雨でじっくりと鳥見をする事は出来ませんでしたが、東中西部から16名もの参加がありました。
(by M.M)
     雨宿り中に鳥の漢字クイズ

 「
-付録- 当日出したクイズです。正解は来月のこのページで発表! みんなで考えてみてね!」 

《東郷池の地理クイズ》
 1 東郷池の周囲の距離は? ①10km ②15km ③20km  この中の、どれ?
 2 平均の深さは?     ① 1.2m ② 1.5m ③1.8m  この中の、どれ?
 3 一番深い所の深さは?

《鳥の漢字クイズ》 アオバトを漢字で表すと、どれ? ①青鳩 ②葵鳩 ③蒼鳩 ④緑鳩 ⑤碧鳩

《どう読みますか? 初級編》 ①四十雀 ②雲雀 ③翡翠 ④梟

《どう読みますか? 中級編》 ①雪加 ②青葉木菟 ③鳰 ④杜鵑

《双眼鏡の数え方は?》 「〇〇台」の他には何がありますか?


 
「12月の中部探鳥会 クイズの回答」
 正解を赤字で示します。全問正解の方には「豪華賞品進呈!」はウソですが、今年は良い年になるのカモ。

《東郷池の地理クイズ》
 1 東郷池の周囲の距離は? ①10km ②15km ③20km  この中の、どれ?   正解 

 2 平均の深さは?     ① 1.2m ② 1.5m ③1.8m  この中の、どれ?   正解 

 3 一番深い所の深さは?                            正解 
3.6m

《鳥の漢字クイズ》 アオバトを漢字で表すと、どれ? ①青鳩 ②葵鳩 ③蒼鳩 ④緑鳩 ⑤碧鳩
                                         正解 

《どう読みますか? 初級編》 ①四十雀 ②雲雀 ③翡翠 ④梟
              正解 
①シジュウカラ、②ヒバリ、③カワセミ、④フクロウ

《どう読みますか? 中級編》 ①雪加 ②青葉木菟 ③鳰 ④杜鵑
              正解 
①セッカ、②アオバヅク、③カイツブリ。④ホトトギス

《双眼鏡の数え方は?》 「〇〇台」の他には何がありますか?            正解 



 西部 12/13 コハクチョウ観察会
 西部の探鳥会は米子水鳥公園、安来平野でコハクチョウの観察会です。参加者は11名(うち非会員は5名)でした。12月初めに、餌場である安来平野の水張り水田が満水になると、ねぐらを水鳥公園から移動し、残っているコハクチョウはごくわずかで寂しい限りです。探鳥会の最初に、暖房のきいた観察ホールで館長から、水鳥公園についてレクチャーを受けました。

   
 水鳥公園にて館長の説明を聞き、映像を見る     ネグラに使っている満水の水張り田んぼ

 次に、安来平野に移動しました。小雨模様でしたが、間近でコハクチョウを観察できます。鳥インフルエンザが各地で発生していることから、野鳥のフンが落ちているような場所には立ち入らないように注意しました。

   
  スコープ用プラ板使用で観察。バッチリ!!     お散歩中のコハクチョウさんたち

また、共用スコープ用に試作したプラ板を使ってコハクチョウを観察しました。クリアでストレスなく観察でき、感染対策グッズとして使えると思えます。(by H.T、photo:K.Y)


・十一月探鳥会の報告 (2020/11/15)

 東部 11/1 湖山池水鳥観察会

 天候は曇り、12名(うち非会員3名)参加。コロナ禍発生以来、久しく見なかった参加者の顔もいくつか。先月末から植物プランクトンが大発生しているため、湖山池の水は濁りが目立つ。最近の冷え込みに伴って夏の間の池の貧酸素はようやく解消。昨年と同様に餌となるアミなどの甲殻類が今後は大量発生するものと予想、今年も多くの潜水カモ類がこの池で冬を過ごすことになりそうです。

   
    キャンプ場で最近の鳥情報を交換      あちこちにヤマシロギク(シロヨメナ?)の花

 いつものように青島の周回道路を時計回りに歩く。沖には数百羽のカモの群れ。スズガモやキンクロハジロなどの潜水ガモが主だが、草食のヒドリガモも交じっている。キャンプ場を過ぎたあたりで小鳥の声、メジロ、シジュウカラ、ヤマガラなど。時々、数十羽のアトリの群れが上空を舞う。ムシクイ類も数羽現れ、エゾムシクイかと思ったが、「サエズリを聴かないとなんとも言えない」との声も。結局、ムシクイ類として記録。最近話題のオオムシクイではとの意見もあったが、やはり鳴いてくれないのでわからずじまい。ムシクイ類の識別は本当にむずかしい。

   
   カラスウリは鳥にもケモノにも不人気       猫島の近くにトモエガモを発見!

 島の東側に廻ると、この辺は例年と同じでオレンジ色のカラスウリの実だらけ。沖のカモの大群の中にトモエガモ9羽発見。続いてユリカモメ2羽も確認。この二種が湖山池にいるのは珍しい。この秋は、渡ってくる野鳥の様子が例年とは何かと違っている。トイレのある広場まで帰り着き、ベンチに座って鳥合わせをして観察終了。35種を確認。風は弱く、おだやかな天候の下でのんびりと歩いた、散歩を兼ねたような観察会でした。(by 管理人)

 
西部 11/8  BW in 秋の大山

 毎年恒例のBW in大山(5月に開催・一泊探鳥会)はコロナ禍の影響で中止になりました。そのリベンジとして開催されたのが、探鳥+紅葉+山菜料理のトリプルお楽しみイベント ”BW in 秋の大山” です。参加者は、スタッフ9人、会員13人、一般(会員外)35人の総勢57人!事前申し込み制で、当日の受付方法やグループ分け、食事の仕方など、様々な観点から感染対策を意識しての開催となりました。

   
 大山ナショナルパークセンター横でのオープニング    紅葉のトンネルを辿って

 参加者は4班に分かれ、寂静山コース、僧兵コースなどそれぞれ違ったルートを散策しました。紅葉の盛りは少し過ぎていましたが、樹木から下草まで黄から赤のグラデーションを堪能しました。秋の鳥たちといえばカラ類の混群です。コガラ・ヒガラ・シジュウカラ・ヤマガラ・ゴジュウカラのそろい踏みにエナガ・キクイタダキ・コゲラも加わり、盛んに鳴き交わしながら移動する姿に出会いました。クマタカの飛翔を確認できたコースもあったようです。

   
  寂静山から降りてくる道 - 紅葉の絨毯          山楽荘での昼食風景

 探鳥の後は山楽荘でキノコづくしの山菜フルコース!参加者は笑顔で静かに料理を楽しみました。コロナ禍でも開催の仕方を工夫しながら、仮想空間ではないリアルな探鳥会を続けたいものです。(by T・T)

 
中部 11/15  紅葉狩り探鳥会

 今日はとても良いお天気に恵まれ、おかげで集合時には少し肌寒いくらいでした。小鹿渓の駐車場から探鳥会スタートです。  
 まずは渓流沿いの遊歩道を上流方向へ進みます。皆で耳を澄ますのですが、カラ類の「ジッ」とか「ピッ」が時折聞かれるぐらいで、姿は確認できません。カワガラスがいないかと、流れのほうにも目を凝らしますが、こちらも見つけることができません。
 いったん県道に出て、小鹿渓山ノ神の鳥居まで行って折り返し、今度は雄淵・雌淵への遊歩道を下ります。足元に注意しながら進むと、岩肌を勢いよく流れ落ちる滝や大きな淵、巨岩などが次々と現れますが、肝心の鳥が・・・。
   
    山ノ神鳥居前。何かいないかな?       雌淵。巨岩の上から景色を楽しむ。

 今回初めて探鳥会のリーダーをさせていただいたのですが、鳥が出てくれないと皆さんが楽しんでくださっているのかどうか気になって落ち着きませんね。それでも遊歩道から上がったところでコゲラが2羽、高いところを右へ左へと飛び回ってくれました。結局、12種を確認。今回は、鳥というより、小鹿渓のダイナミックな景観と紅葉を楽しんだ探鳥会となりました。(by H.Y)

 
西部 11/22  鵜の池一周ウォーク+BW

 暖かく日差しにも恵まれ絶好の外歩き日和、県外からの2組(4人)を含む26人(うち会員外9人)の参加がありました。鵜の池の周回道路を時計回りにゆっくり歩きながら、木立の中のカラ類やホオジロ類、湖面のカモたちを観察しました。
 今期お馴染みになったビデオモニター画面による観察に加え、今回はカモ類の観察にスコープ使用が望まれることから、接眼レンズを複数人数で覗くことへの感染防止の工夫を行いました。参加者に接眼レンズ側と自分の眼側の区別を記した空の名札ケースを配布し、スコープを覗く時にはケース越しに視野を見てもらいました。意外とストレスなく見ることができ、また新たに感染対策への工夫が加わりました。

     
 密集を避けた集合時、リーダーはハンズフリースピーカーを使い挨拶  今日も出ました、ビデオモニター画面!

 
 今日のハイライトは、青空をバックにカラスにモビングされながら逃げ回る(?)ハイタカの飛翔でした。
← (左の写真 by T♂)

 カラスとのサイズの比較・下面の白さ・尾羽の横線の数や水平に切れた尾先など、ワシタカの識別に詳しい会員による解説を聞きながら、美しい姿を観察しました。


 ホオジロ類やカラ類の地鳴きを聞きつつ、色づいたカエデやヌルデ、アキノキリンソウ、冬イチゴなども楽しみ、穏やかな秋の朝を満喫しました。

   
     カエデの紅葉がキレイでした       落ち葉の散り敷く周回道路から湖面の観察

 解散前には、鳥インフルエンザ蔓延防止用に準備した消毒薬に各自の靴底を浸してから解散しました。観察された鳥:カモ類・カワアイサ・コガラ・ジョウビタキ・ミヤマホオジロなど24種。(by T.T)


・十月探鳥会の報告 (2020/10/22、10/31追記)

 中部 10/11 ダム湖に集まる野鳥

 レークサイド大栄の駐車場に集まり、体調チェックと自己紹介。ダム湖を目指し歩きます。タテに伸びた  細い枝にコゲラを発見。忙しく動くわけでもなく、じっと止まっていました。ダム堤体の上を通って反対側へ行く手前、エゾビタキが1羽、近くでカケスの声も聞こえます。
 堤体の上で湖面を観察、手前にキンクロハジロ、奥にはカルガモでしょうか。手前の石積にイソヒヨドリの雄がいます。近くに2羽のキセキレイが現れ、追いかけっこを始めました。堤体でしばし停滞。
 反対側に猛禽が1羽、枯れ木に止まっています。オオタカの幼鳥のようです。雨が降り出し、しばし建物の軒先で雨宿り。最後はカワセミの幼鳥も現れて、何度か水面に飛び込んでくれました。あちこちにクリの木があり、栗拾いも楽しめました。(by S.T)
  ダムの水位は少な目。カモも少な目で残念!

 西部 10/18 秋の大山(一斉)清掃+BW

 恒例「秋の大山一斉清掃」イベントはコロナ禍の影響で中止になりましたが、西部地区ではこの日に合わせて毎年実施してきた「ゴミ拾い探鳥会」を独自に開催することにしました。各自軍手・ゴミ袋などを準備の上参加してくださいと呼びかけたところ、例年になく29人(会員外13人)も集まっていただきました。

   
 ゴミ袋や火ばさみを持ちながら石段を登ります   オクリョウ(左)とナナカマド、赤の色が鮮やか

 ルートは僧兵コースを辿りましたが、今年は案の定、スタート時から道路脇に捨てられたマスクを拾いました。大きなゴミこそ目立ちませんでしたが、お菓子の包み紙などのプラゴミやタバコの吸殻などが見つかります。最終的には、みんなで拾い集めたゴミは可燃物袋1弱、不燃物袋半分、というところでしょうか。

 紅葉はまだまだ限定的でしたが、各種の赤い実をたくさん見つけました。マムシグサ、ツリバナ、ツルアリドウシ、オクリョウ(ミヤマシキミの別名、赤い実は有毒)、ナナカマド、ガマズミ・・。地面には既に誰かに食べられた後のクリやドングリ、グルミの殻が散乱していました。名前がわからぬ多種多様なキノコ類もたくさん!さすが、豊穣の秋。

   
   「混群」の説明をする土居支部長        金門からの眺め、紅葉はまだこれから

 落葉がまだ進んでいない木立では鳥影が見にくかったのですが、すでに混群となったカラ類、まだ相変わらず鳴いているソウシチョウなどを確認しました。金門では、アマツバメの他、遠くの稜線付近にオオタカと思われる2羽を発見、サイズが違うことからペアではないかと・・。探鳥会の解散後には、大山寺参道でコガラ・ジョウビタキ♀(リングなし)・カケスなども見つけ、観察された鳥種は番外編も含めて18種でした。(by T・T)

 
東部 10/25 扇ノ山 登山+紅葉狩り探鳥会 

 快晴無風。参加者8名、5歳から70代までと多彩なメンバー。ブナの黄葉はほぼ平年並み。最近の冷え込みで鮮やかな黄色になったものも点在。野鳥はほとんど見かけず、まるで初雪がふったあとの雪山のよう。鳥が少ないので我々の視線は自然と地面へと向かい、野鳥観察会が一転してキノコ観察会となりました。講師はもちろんO氏。ナメコ、チャナメツムタケ、ヒラタケ等々、確認したキノコの種類は野鳥種よりも多かった?

 紅葉狩りには絶好の天気でもあり、山頂は登山者で大にぎわい。ベンチが満杯だったので、立ったまま昼食のパンを食べました。この日にすれ違った登山者の数は百数十名か? 何十回も登って来た山だが、多分、今回が最大の遭遇人数でしょう。

   
    ねえ、このキノコ、食べられる?        地面は、まるでニシキのジュウタン

 帰りは暖かい日差しを浴びながら、来た道を落ち葉を踏みしめながら、のんびりと歩く。同じ道ばかりを戻るのもつまらないので、大石別れから左に折れて、大根畑跡地を経由して河合谷林道へ。
 跡地に出る前に、以前から噂には聞いていた「噴火口跡」に寄り道。初めて見てビックリ仰天!直径約25m、深さは15mくらいのオカマのような地形。巨大すぎて全容は撮影できず。水が溜まって当然池となるべきなのに水が全然溜まっていない。周囲には火山岩らしきものは全く無く、噴火口とも思えない。地中の何かが円形に陥没して出来た地形のようだが、その原因がさっぱりわからない。地質の専門家諸氏には、ぜひ現地に行って調査していただきたいものです。

   
   山頂では鳥取弁と関西弁が飛び交う         お父さんとブナの森を歩いたよ

 14h過ぎに水場に帰りついて鳥合わせ。確認種はトビやコゲラなどわずかに九種類。ブナの実は殻さえも一個も落ちていず、昨年に続いて二年連続のブナの大凶作。この秋、アトリの大群が早くから平地を舞い、クマの出没が盛んに報じられるのは、この山の木の実の不足が根本原因でしょう。多くの野生動物のためにも、この冬が厳冬とならないことを祈るばかりです。 (by 管理人)


・九月探鳥会の報告 
(2020/09/21)

 東部 9/6シギ・チを探せ!
 

 この夏の酷暑もようやく収まって来たとはいうものの、快晴の砂浜は照り返しが強くて朝から暑い。初参加の非会員一名を含む七名が参加して毎年の秋恒例のシギ・チドリ観察会を開催しました。
 岩戸海水浴場から浜を西の砂丘方面へと歩き始めたが、全然鳥がいない。しょうがないので、昨年と同様に砂浜の上のイノシシなどの足跡をウォッチング。ようやく低い松林の中にホオジロの幼鳥の群れが現れ、ビデオモニターを使って皆で観察。近くでは、高温と乾燥の砂浜に適応した植物であるはずのコウボウムギの群落が一斉に枯れて茶色くなっており、この夏の酷暑のすさまじさを示していました。

   
  これはシカの足跡。海岸に何しに来るの?   ミユビシギさん、こっち来い、こっち来い!

 浜を1km以上歩いて、やっとシロチドリ二羽に遭遇。さらにその近くの波打ち際でミユビシギが三羽、波打ち際で一心不乱に餌をとりながらこちらに近づいてくる。(野鳥の足指は基本的には四本で、うち一本は後ろ側に出ていますが、このシギはこの一本が極端に短いために三本指に見えるのです。)皆で「もっと来い」とつぶやきながら見ていると、我々のすぐ近くを通り過ぎてくれました。

   
     餌探しに夢中のミユビシギ         優雅に旋回するミサゴ、上空は涼しそう

 帰りには松林の中の道(半ば廃道)を通ります。シジュウカラやメジロの声。突然、我々の上空をミサゴが旋回開始。全ての羽がそろった美しい姿でした。遠くにミサゴの巣があることも確認できました。参加者の皆さんは元気そうだったものの、自分は車に帰り着いた時には暑さでグッタリ、結構疲れた。
 今回のシギ・チドリの確認数は五羽だけ。八月の方が多いとの話もあるので、来年は開催時期をずらした方がよいのかもしれません (by 管理人)

 
中部 9/13 公園に集まる野鳥!

 5月の開催予定がコロナで中止となった打吹公園探鳥会の再トライです。集合地点の椿の平には六名が集合。
 まず、椿の平でイカルやイソヒヨドリが姿を現してくれました。山道に入ると、メジロやヒヨドリが忙しそうです。しばらく歩いて展望台に到着。倉吉の街並みを見下ろしていると、 雲の分け目から 水平な虹が現れました。とても美しかったです。

(← 打吹公園内を散策)

 下山する前に打吹山の常連お薦めの鳥見スポットへ 立ち寄ると 私達の頭上にミサゴが現れました。 とても優雅に飛んでいて、 何度も私達の上を旋回してくれました。恒例の野鳥クイズは身近な鳥、ツバメとスズメ、ヒヨドリに関するクイズでした。


   
    打吹山頂上近くの展望台にて          水平な虹(環水平アーク)に御対面

 ここ打吹山にもナラ枯れの木が点在しているのがわかりました。今日は涼しくて秋の気配を感じる探鳥会となりました。 (by M)

  
西部 9/13 花回廊で植物と野鳥観察!

 雨模様でも心強い探鳥会場所という触れ込みでの花回廊ですが、6月に続き今回も朝から小雨。閑散とした入場ゲート前に集まった参加者は12人(会員外1人)も!みんな真面目にマスク姿です。
 スタート時は霧雨で、まずは回廊を時計回りに歩きました。今日のメンバーは植物に強い方が多く、出現鳥種の少なさは樹木・草花談義でカバー。そのうちに雨も止み、回廊を降りて花の丘に降りると上空をツバメが飛んでいました。

   
    お馴染みの回廊からの探鳥風景         みんなでヤマガラを見ています

 花回廊にはエゴノキがたくさんあるので、実がなるこの時期にはヤマガラが大忙し。コツコツと木を突くような硬い音にコゲラの姿を探すと、鋭い嘴を思いっきり実に打ち付けているヤマガラが居ました。秋の草花コーナーではオミナエシ・ワレモコウが満開。バラの小径ではいろいろな種類のバラが真っ赤な実をたくさんつけていました。
   
 オミナエシの奥はコスモス畑(開花はこれから) 彼岸花の仲間のリコリスが咲き始めていました

 今日の参加者の中には、HPの行事案内を見て来てみたという会員外の方もおられました。花回廊での初めての探鳥会体験だったそうですが、楽しんでいただけたでしょうか?来月の大山:ゴミ拾い探鳥会でまたお会いしましょう! 確認された鳥種:メジロ、ヤマガラ、ホオジロなど12種類。(by T・T)


・八月探鳥会の報告 
(2020/08/14)

  東中部 8/8 ツバメのネグラ入り観察会 
 例年はネグラとなっていた東郷池西側で、今年はネグラが形成されていないことが直前になって判明、急遽、観察会を中止しました。連絡が遅くなり申し訳ありませんでした。

  
西部 8/9 ツバメのネグラ入り観察会

 恒例の「ツバメのねぐら入り観察会」を開催しました。今年の観察場所は中海沿岸のアシ原(米子市安倍)です。今年もお子さん連れの家族単位での参加が多く、何と47人(会員外:27人)も集まりました。
 まだ昼間の暑さが残る18時半に集合、カワウとサギたちのねぐらになっている萱島を観察しながらツバメが集まって来るのを待ちました。19時頃になると、どこからともなく多数のツバメが高速飛翔しながら集まり、夕闇迫る上空で乱舞する姿が観察されました。

   
      左手奥に見えるのが萱島             上空の大乱舞を観察

 ツバメのねぐらの場所は毎年変わるようで、今年も担当者たちが事前に調査・下見に余念がありませんでした。その甲斐あって、今回は約2万羽(土居支部長による推定)規模のネグラをゲットできました。就寝前の集団乱舞は30分ほどで終了し、ツバメたちがアシ原の中に次々と吸い込まれて行くのを見届けて観察会を終了しました。
 来年もまた見れたらいいね!(by T・T)


・七月探鳥会の報告 (2020/07/19)

  中部 7/12 コアジサシ観察会 
 天神川河口のコアジサシですが、今年の繁殖はありません。河口から海岸線に沿って東に延びる遊歩道を往復しました。片道1500m、往復で3000mです。松林の中を進みます。かつては白砂青松の海岸が続いていたのでしょう。今は浸食で砂浜は喪失、松林はマツ枯れで散々の状態です。それでもホオジロやカワラヒワ、コゲラが近くの枝先にやってきて姿を見せてくれました。スズメの群れもいました。

      
  ビデオカメラで鳥の居場所を伝える練習    鳥あわせはコロナ対策でヨコ1列に並んで

 アシ原ではオオヨシキリの姿も見られました。キジの雄が足早に逃げる姿も目撃しました。鳥あわせはコロナ感染防止対応としてヨコ1列でやりました。ビデオカメラで鳥の居場所を伝える練習にも挑戦しました。上空にはミサゴも飛んでいました。参加者は七名、うち非会員が一名でした。 (by S.T)

  西部 7/12 ブッポウソウ観察会 
 探鳥会を再開してから2度目の西部の探鳥会は恒例のブッポウソウ観察会でしたが、初参加の会員外2名の方も含め13人が集まりました。幸い曇天ながらいつになく涼しく、マスク着用もあまり苦になりませんでした。事前情報からどの巣箱でもブッポウソウはすでに育雛中とのことで、いつものように順々に巣箱を回りながら餌を運ぶ親鳥の様子を観察しました。最後は巣箱の内外に観察用のカメラをセットしている「32番」巣箱の観察モニターで、孵化したばかりのヒナ3羽と卵1個を確認しました。

    
 巣箱近くの電線に親鳥発見、何かくわえているゾ!  今回も活躍!ビデオカメラモニター画面

 この時期、給餌中の鳥はブッポウソウだけではなく、今日は羽虫を咥えたキセキレイのペアの他、遠目にもくちばしから大きくはみ出た魚?を咥えたカワセミが、超スロースピードでどこかへ飛んでいく姿も目にしました。
 そうそう、草むらにはキジの尾羽も落ちていました。あちこちでネムノキの花が満開、青草の中には今が盛りのヤブカンゾウの花、ネジバナやホタルブクロも咲き、瑞々しい屋外での散策をみんなで楽しみました。

       
  少し傷んでいるが立派なキジの尾羽   ヤブカンゾウの華やかな花(蕾が美味しいそうな)

  観察された鳥:ブッポウソウ(5)、ホオジロ、キセキレイなど15種 (by T・T)

  東部 7/5 扇ノ山探鳥会 
 「三密」を避けた探鳥会の模索として、狭い登山道を登るのはやめて林道から大根畑を歩く探鳥会を行いました。天気予報が良くなかったせいか、参加者はベテラン会員のみ、説明も必要ないので密になる恐れは少なく、4人で河合谷登山口から大根畑に向かって探鳥を始めました。

 最初に林道脇の木の上にオオルリを発見、幸先良しと気分良く歩いていると遠くにカッコウの鳴き声が聞こえました。調子が良かったのはここまで、気温が上がってきたのかエゾハルゼミが一斉に鳴き始めて鳥の声はかき消され、鳴き声の合間に時々聞こえる鳥の声を聴き分けて進みます。林道の両脇の新緑は緑色も濃くなり朝もやに包まれてとても綺麗でした。大根畑に差し掛かると、木のてっぺんでホオジロが囀っているのを発見、しばし観察しました。
 大根畑の近くに登山道が通っているので、帰りはそちらをとの提案が有り、離れて森の中を歩いていると木々の間を飛び回る小鳥がちらほらと見えました。登山口に帰って鳥合わせをすると、少ないと思っていた鳥種は26種確認、天気も曇で時々日差しも有り、まずまずの探鳥会でした。(by S.T)


・「6/21 伯耆しあわせの郷探鳥会」の報告 (2020/07/19)

 新型コロナウイルス感染症対策に伴い3ヶ月中止されていた、待ちに待った探鳥会。お馴染みの中部の面々だけでなく、西部からも参加がありました。
 天神川を眼下に眺めていると、ハクセキレイ2羽の追いかけっこに遭遇。2mの距離を保ちながら進んだ遊歩道で出迎えてくれたのは、キビタキです。上空にはトビが優雅に飛ぶ姿。向かいの山にはミサゴ。カッコウやウグイスの鳴き声も聞こえてきました。地面ではイソヒヨドリがお食事中。

   
   前の人との距離を保つと、       本日のリーダーから         林の向こうから聞こえる
   前後が長くなる。           野鳥クイズの出題。         鳥の声に耳をすまして

 探鳥会の再開に感謝し、今後も安全に続けていきたいです。  (by M.M)


・「6/14 花回廊探鳥会」の報告 (2020/06/19)

 天候の心配なく開催できるという西部の梅雨時の探鳥場所:花回廊で、久しぶりに探鳥会を開催しました。参加者は土居支部長をはじめに常連の会員6人でした。入場ゲートで体温の確認をしてもらった後、手指消毒を済ませ、マスクを装着しての入場。今日の鳥取県は未明から大雨洪水警報が出ており、米子地区も朝方までひどい雨だったせいか入場者は少なく、いつになくガラガラの園内でした。

   
    集合場所に集まった会員一同          紫陽花に彩られた園内の散策路

 午前中は奇跡的に(?)雨は落ちてこなかったので、屋根付きの回廊ではなく、他の入場者と遭遇する確率が低い散策路の方を歩きました。予想以上の高温多湿だったため、お互いに距離を取りながら適宜マスクなしで歩く場面もありました。キビタキ、イカル、サンショウクイの鳴き声に加え、ホタルブクロ、ササユリ、ドクダミなど、みずみずしい初夏の花も楽しむことができました。

   
     ササユリとホタルブクロ        ビデオ画面による画像共有も試しました

 なお、探鳥会でのフィールドスコープ共有による密集・密接の回避策として、津森理事がビデオカメラの画面を使うことを検討中。この日も試しにビデオを使って見ました。感染症対策だけでなく、ビギナー探鳥会での複数人数による画面共有にも役立ちそうです。観察された鳥19種類のほか、アナグマにも出会いました。(by T・T)


・伯耆町のマウンテンストリームを散策しました (2020/03/27)

 3/22(日)に予定していた西部地区の探鳥会ですが、新型コロナウィルスの感染拡大により急遽中止としました。会員向けメーリングリストや支部HPでは既に中止をお伝えしていました。しかし、開催中止をご存知ない方が来られる可能性もあり、当日のリーダー他の数名が予定通り現地に集合したところ、意外にも十名を超える参集者があったため、探鳥会予定地の伯耆町丸山にある「マウンテンストリーム岸本(別所川 渓流植物園)」を情報収集も兼ねて参集者と共に散策してみました。
 渓流あり、多種多様な樹木ありで、いろいろな鳥が観察できそうな面白いところでした。当日は、カラ類・ホオジロ類に加えて、ウグイスやキセキレイがソングポストで囀っていました。渓流にはカワガラスも現れ、全部で20種ほどを確認しました。

   
     渓流沿いに続く散策路            早咲きの桜は既に満開

 早咲きの種類のサクラ、モモ、アンズは今が盛り。蕾の膨らんだソメイヨシノ、御衣黄(ギョイコウ)、ウコンザクラもありました。お天気の良い日に、花見を兼ねて鳥見&散策に行くのには良い場所。気分転換に一度訪れてみてはいかがでしょうか。(by H.T)


・今年もコアジサシのデコイを作成中 
(2020/03/07)

 当支部では、絶滅危惧種のコアジサシの県内での繁殖のお手伝いをするために、鳥取県の支援の下にコアジサシのデコイ作りを毎年おこなっています。砂浜にデコイ(実物そっくりの模型)を数十個並べておくと、コアジサシたちは安心してその近くで巣作りをしてくれるのです。県内のコアジサシの繁殖地は近年は消滅の危機にあり、県のレッドデータブックでは「絶滅危惧Ⅰ類」に指定されており、国のランクの「絶滅危惧Ⅱ類」よりも絶滅危険度が高くなっています。以下、デコイ作成当日の報告です。

 「2月9日、湯梨浜町中央公民館羽合分館でコアジサシのデコイ作りをしました。参加者は13人でした。デコイ作りに先立ってコアジサシの勉強会をしました。

 デコイ作りは購入した型を成形し色を塗って完成させます。これまで成形は、ナイフで削っていました。今年からグラインダーで成形したものを持ち込みました。当日までにグラインダー作業をやってもらうので、道具の持ち主には大きな負担を強いることになりますが、刃物を使わないので、ケガの心配がありません。

← サンドペーパーで形を整えます。





    
   続いて、まずは全体を白く塗ります    これが完成時の状態(2015年生まれの見本)

 サンドペーパーで磨き終えると色塗りの工程です。白→灰色→黄色→黒色の順で色を塗っていきます。この日の作業は灰色までで時間切れとなりました。参加のみなさま、お疲れさまでした。」

 残りの色塗りは、4/12(日)12:00~15:00に今回と同じ湯梨浜町中央公民館羽合分館にて、現地でのデコイ設置は4/29(祝)に実施の予定です。コアジサシの保護に関心のある方は是非ご参加ください。詳細の御問い合わせについては、谷口(080-3891-6093)まで。 (by S.T & 管理人)


・二月探鳥会の報告 (2020/02/29)

 
東部 2/2(日) 鳥取市気高町日光周辺 「冬の水鳥観察会」
 9hに宝木のJA前に集合、参加者は15名。まずは日光に移動、ちょうどコハクチョウが近くの田んぼに採餌に出かけた直後らしく、遠くに見えるのはカモばかり。この冬はよく見かけるヒシクイも姿が見えず。それでも他所では少ないハシビロガモやオカヨシガモが多いことなど、日光ならではの特徴がありました。

   
  ここのカモたちはJRの汽車には慣れっこ     一回り小さくてクチバシが細いのがヒメウ

 続いて酒津漁港へ。近年の冬には、港の沖の一文字防波堤の上にヒメウが集まっているのが見られます。この日は約30羽を確認。ウミウも50羽弱いて、カワウとの違いを口角の形ではっきりと確認することができました。日光と合わせて全部で32種を確認。上空をコハクチョウ9羽が西から東に飛んで行ったとの情報もありました。北帰行の季節も間近のようです。(by 管理人)

 中部 2/9(日) 湯梨浜町天神川 「コハクチョウ観察会」
 暖冬と言われながらも大雪注意報が出た日の翌朝、寒さと戦いながらの探鳥会でした。
 集合場所ではコハクチョウの飛び立ちを観察できました。少し移動して、中部では稀なヒシクイの群れを見てから、河口のカモ類、カモメ類を観察しました。移動途中や鳥合せ中に見た小鳥類を入れると26種と意外に多くの鳥が観察できました。(by R.Y)

 西部 2/23(日) 県西部海岸 「海鳥観察会」
 陽射しが少なく海岸沿いは風も強くて寒い日和でしたが、県外からの参加者3人も含む16人(会員外4人)が集まりました。折からのCOVID-19の流行を踏まえて、開始時にはリーダーから体調確認と、観察グッズの共用や車の乗り合わせは極力避ける等の指示がありました。

   
   日野川河口・シロカモメはどこ?     波高い美保湾・防波堤の上にはハマシギが・・

 コースはいつものように日野川河口右岸から東に進み、保田海岸経由で御来屋漁港まで、車列を組んで流しました。日野川河口ではカモメ類の中にシロカモメ1羽を発見、皆生海岸ではヨシガモの群れ、御来屋漁港ではお目当てのシノリガモとヒメウを順光でしっかり確認できました。今日初めて「海鳥探鳥会」に参加した方々にも満足のいく「鳥果」だったことでしょう!観察された鳥は27種でした。(T・T)

   
   保田海岸・シノリガモを探そう!     御来屋漁港・ヒメウの緑色光沢の羽が美しい!


・新年合同探鳥会、及び一月探鳥会の報告 (2020/01/08、2020/01/20追記)

 
東部 1/26(日) 鳥取市湖山池青島 「オオワシを見よう」
 日が射し、かつ無風と、冬にしては絶好の天気。青島公園駐車場には会員18名と非会員16名が集合。米子市からは土居支部長はじめ数名が参加。湯梨浜町や岡山県真庭市からの参加者もあり、広範囲からの参加となりました。「オオワシを見よう」というタイトルの効果絶大のようです。

 バードウォッチングは初めてという参加者が多かったので、最初に双眼鏡の使い方を練習。橋を通って青島へ。朝のシジミ漁の影響か、カモは青島の周りにはパラパラといるだけ。それでも、初参加の皆さん、スコープを通して見るマガモの羽根の緑の輝きに「オオー」と驚きの声。島の周囲の遊歩道を歩いていくと、ヒヨドリ、ツグミ、メジロなどの小鳥が桜並木の枝の間を飛び交います。シメが枝に止まっていたので、何人かにはスコープでしっかりと見てもらえました。

   
  左にマガモ、右にはヒドリガモの群れ    このキャンプ場、いつ来ても広くて気持ちいい!

 西岸のキャンプ場では、かなりの数のキンクロハジロやヒドリガモが近くの水面にいて、しばしジックリと観察。津生島の南側にはスズガモが主体の大群が帯状に広がっています。二週間前の調査では、湖山池のカモの総数は昨年同様で五千羽超、その約半分をこの大群が占めていました。

 さて、お目当てのオオワシですが、この日は二羽を確認。この冬で27シーズン連続飛来のオオワシは矢山のいつもの止まり場に、もう一羽はもっと近い津生島の南斜面の木に。このキャンプ場から津生島までの距離は1km以上はあるため小さな姿でしたが、参加者にはスコープを通じて十分に見てもらうことができました。橋のたもとまで戻って鳥合わせ、全部で33種を確認しました。(by 管理人)


 
全県 1/5(日) 湯梨浜町東郷池 「新年合同探鳥会」
 1/5(日)の朝10時、東郷池南岸の「道の駅燕趙園」駐車場に県内全域から39名(うち非会員7名)が集合しました。幸い雨や雪は降らなかったものの、北東からの風がやや強めでした。
 最初に土居支部長から恒例の年頭あいさつ。「当支部会員の識別能力には極めて高いものがあり、この能力をいかして今後も社会貢献に努めたい。具体的には、視覚障碍者に周りの自然に親しんでもらうためのバードリスニングや、子供たちに対する環境教育の充実に今年も取り組みましょう。」との内容でした。

 さて、近くの湖岸に移動してカモの観察。波が高めでカモは少なかったものの、カルガモやヒドリガモの中にオカヨシガモやコガモなども確認。東郷池ではこの二種が割と多いようです。そのうちに近くの電柱付近にノスリが二羽、カラスがノスリにモビング(攻撃)をかける様子などを観察しました。上空にハイタカらしいタカも出たが種の確定はできず。

   
  支部長年頭あいさつに意気あがる参加者    湖岸で観察、北風がけっこう寒かった

 11時過ぎにはさらに移動して、今度は池南東の「あやめ池公園」へ。こちらは波もなく陽も当たり始めて、近くの岸辺ではマガモの群れが日向ぼっこをしています。公園内には大量のドングリが落ちたままです。以前、晩秋の早朝にはオシドリの大群がドングリ目当てにこの公園に押し寄せていたそうですが、この様子では最近はオシドリは来ていない模様。公園内の木陰では、可愛いいエナガを主に、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロなどを含む混群が行ったり来たりして、参加者の目を楽しませてくれました。

   
  皆さん、混群を追いかけるのに大忙し    「鳥合わせ」中の我々を見物に来たエナガ君

 鳥合わせ後、希望者は燕趙園に戻り「道の駅燕趙園」の中華レストランで中華バイキングを堪能、十分に美味しかったとの感想でした。(by 管理人)