NPO法人 日本野鳥の会鳥取県支部
トップページ
最新情報
探鳥会情報
探鳥地ご案内
支部活動紹介
入会案内・連絡先
投稿ギャラリー
支部会員専用ページ
.   掲示板 「この子、だれの子?」
発信済み情報 
 
・発信済み情報

 (2011〜2012)発信分

・鳥取砂丘にアリスイが来ました!('12/11/05発信)

 先日、標識付きミユビシギを撮影したKさんご夫妻から、またまたニュース!10/24に鳥取砂丘でアリスイを見つけて撮影したとのこと。写真を頂きました。私も、周りの鳥仲間も見たことがない鳥なので、一同「ヘーエ・・・」。調べてみると、日本では北海道と東北地方で繁殖し、冬は本州中部以南に移動するようです。

     
  K氏妻撮影 「一見、変なモズのように見えた。」         K氏夫 デジスコで撮影

 県支部のメーリングリストにこの情報を載せたら、さっそく県の中部と西部の仲間から「見たことがあるよ」との情報が寄せられました。数は少ないけれど以前から通過していたんですね。寄せられた情報をまとめてみました。特に、米子水鳥公園では六回も確認されています。

 日時      観察場所     個体数       その他の情報
 2008.10.15  米子水鳥公園    1    下記の水鳥公園ブログにアリスイについての抜粋記事が載っています。
 2008.12.29   同上         1       水鳥公園ブログ(アリスイについての抜粋記録)
 2009.10.01   同上         1
 2012.04.20   同上         1       
 2012.04.22   同上         1
 2012.09.22   同上         1
 2009.9.29   大山町         1    写真あり(投稿ギャラリーに掲載)
 2009.11    倉吉市天神川    1
 2012.10.24  鳥取市鳥取砂丘   1    上に掲載した写真等(他の写真も含め投稿ギャラリーにも掲載)

 また、大阪在住の仲間からは大阪ではそう珍しい鳥ではないとのことで、「大阪周辺ではこの時期、ポイントに行けばわりと観察できます」との情報がありました。
 県内での記録は4年前からで、それ以前の記録は今のところ見当たらないようです。ひょっとして最近になって山陰を通過するようになったのでは?温暖化の影響?
 アリスイの主食はアリなので、冬に積雪のある山陰地方では通過するだけで越冬しないのでしょう。
 「・・関東地方などにはクロナガアリの活動する11月頃までいて、それ以後はさらに南に渡って越冬するという。・・・(1985年版 山渓カラー名鑑 「日本の野鳥」 より抜粋)」。
 このほかにも観察記録があれば、当サイト管理人までご連絡ください。
( by 管理人)

・10/14 打吹山探鳥会の報告
 ('12/10/15発信)

 中部の探鳥会に参加してみました。
 倉吉市の中心部、打吹山の探鳥コースは普通は北斜面を登りますが、本日は山の南側を歩くとのことです。集合場所は打吹山の南西のふもとにある八幡神社。ちょうどお祭りの当日でした。
      
 八幡神社から見た打吹山。北側とは雰囲気が違う。 みどり町を抜けて登山道へ。住宅地はやはりスズメが多い。
 
 みどり町を東に進み因伯子供学園を過ぎて、さらに谷筋の砂防工事への道を過ぎてから左手の登山道に入る。登山道はゆるやかな登りで、草刈りもされ良く整備されていました。谷筋のヒノキ植林地を除けば、周囲の木は比較的若い広葉樹が多い。ヒヨドリの声がやたら多いが、時々メジロやその他の鳥の声も聞こえて来る。ウグイスとは違うムシクイ類の地鳴きが聞こえたが、姿を見るのが難しくて種類がわからない。Y氏によればエゾムシクイ、センダイムシクイまたはメボソムシクイの中のどれかだろうとのこと。
      
 ムシクイ類が二羽出現!結局、種類は確定できず。   路肩のススキの根元にはナンバンギセルの花。
 
 のんびり歩いて峠の展望台に着きました。立派な展望台に登ると西側に大山山塊が見事でした。また、別棟のトイレの上に登ると北東方向に倉吉の中心部の展望が開けていました。時々頭上を小鳥の群れが東から西に渡っていくが、スピードが速すぎて種類わからず。
 さらに登山道を登ると打吹山の山頂に達するが、今日はここまでとして引き返した。来た道を下りながら引き続き野鳥や植物を観察。時々I氏の姿が消え、しばらくしてまた現れる。どうやらキノコ類の収穫でお忙しいらしい。
 東部の山は最近はイノシシやシカやクマの足跡だらけだが中部でも増えているようで、この日はあちこちでイノシシが路肩を掘り返した後や登山道を横切っているケモノ道を確認した。
 今年は先月がとても暑かったせいか、まだ口が開いていないアケビの実が多い。例年なら10月の初めにはアケビの実を味わっているのに・・。何とも異常な気象であるが、これから先はこの異常さが当たり前になっていくのかもしれない。
      
 I氏の本日の収穫(イグチ類)。今宵はこれを肴に一杯  帰り道で神社のみこしに遭遇。倉吉では東部のように
 とのこと。「少しくらいあたったって死なーセン」・・・。    麒麟獅子の出る祭りはしないみたい。

 鳥が少ない時期なので確認した野鳥の種類はヤマガラ、カケスなど17種と少なめでしたが、このコースは広葉樹が多く所々にスギ林もあるので、春から夏にはキビタキやサンコウチョウが出てきてくれるのではないか。北側の打吹公園からスタートして山頂経由でこのルートを下りにとるのも、健脚の方にはいい運動になるでしょう。
 天気もよく気温も快適、午前中にいいウォーキングができました。
(10/15 by 管理人)


・標識付きのミユビシギ発見!('12/9/9発信)

 8/30に岩美町岩戸海岸に両足に標識(フラグ)をつけたミユビシギが飛来していることを当会会員のKさんご夫妻が確認されました。下にその時の写真(by Kさん(妻))を示します。右脚にオレンジと黄色のフラグ、左脚には金属製の足環をつけています。すでにKさんから山階鳥類研究所に発見したことを連絡済で現在回答待ちとのこと。

      

    

 この個体は9/2の岩戸海岸での当会の探鳥会でも確認できました。その時の写真(by JINS)は本サイトの投稿ギャラリーに掲載しています。そちらの写真を拡大して見るとオレンジのフラグには「N4」と記入してありました。
 JINSさんによると、オレンジと黄色の組み合わせは当地から約7000km離れた南オーストラリア州で標識付けされたことを示しているらしいとのこと。約一年かけてオーストラリアから繁殖地のシベリアまで往復総距離約二万キロの長旅の途中のようです。 「鳥取県にようこそ!そして、気を付けてオーストラリアまで帰ってくださいね。」

 なお、9/2の探鳥会ではミユビシギ以外にトウネンとシロチドリも観察できました。JINSさんによるこれらの写真も本サイトの投稿ギャラリーのページに掲載しておきました。
(9/9 by管理人 )


・8/5 芦津渓谷探鳥会 (+ソーメンパーティー)の報告 ('12/8/16発信)

 真夏のこの時期、鳥のサエズリも終わり森の中はセミの鳴き声だけ。せめて谷の涼風に吹かれてみようと、昨年と同様にやってきました智頭町は芦津渓谷。最近、智頭町はここを「森林セラピー」のコースとして売出し中です。
 新しくできた駐車場に車を停めて遊歩道へ入る。下界の鳥取市内は今日も37℃の猛暑との予想だが、標高約700mの渓谷沿いの遊歩道はずっと木陰の中を通っているので涼しい。多分27℃位。
 去年のこの時期にはまだオオルリがさえずっていたが今年は不在のようだ。平らな道をのんびり歩く。突然カラ類などからなる十数羽の混群に遭遇。コガラ、シジュウカラ、コゲラ、ヤマガラ、ゴジュウカラ等々。なぜかカラ類はみな幼鳥のようだ。巣立って間もない。成鳥はいない。人間でいえば中学生の集団を見ている感じ。もう親離れしたのか?
 三滝に着いて滝の落ち口を見るとカワガラスがウロウロしている。水中で餌を採っているようだ。皆でじっくり観察。去年は猛禽類がたくさん出たので今年も出るかと思い、空が開けた場所ではしばらく立ち止まって上空を見上げたが、結局なにも出なかった。
 いつもはダム湖まで歩いて行くのだが、今年は時間の関係で途中で引きかえし車に分乗してダム湖の上まで進んだ。そこで待っていたのは、別働隊として河原でソーメンパーティーの準備をしていただいていた支部長ご夫妻。三日前に一緒に下見して適地を決めていたのです。さっそく料理(と言っても湯をわかしてソーメンをゆでるだけですが・・)、そして食事。おいしくいただきました。みながたくさん食べるのでびっくり。一人前で乾麺150g以上は必要ですね。
 「あと、ビールがあったらなー」の声多し (でも、夜まで帰れなくなりますけど・・)。沢音が大きくて十分に会話ができなかったのが残念でした。
 食事中、突然カワガラス一羽が近くに現れて、我々の様子を物欲しそうに眺めておりました。多分この河原は彼のナワバリの一部なのでしょう。
 来年からは八月の探鳥会はソーメン付きで恒例化しようということで参加者一同が一致して解散(東部の活動は飲み食い活動ばっかりでは? との声もチラホラ・・)。みなさん暑い下界へと下っていかれました。
 きれいな水が流れていて木陰があって、鳥も多くて、車道は近くにあって・・・、というような場所をご存知でしたらぜひご一報ください。来年のソーメンパーティー開催候補地リストに登録しておきます。
 なお、参加者は9名、観察した野鳥は14種類でした。

      
     三滝を見下ろす展望台から観察。         これが三滝。樹に隠れているが右側にも滝がある。

  
    「ソーメン、おいしいナ、涼しいナ。」
 (8/16 by管理人)

・6/2〜6/3 八東ふるさとの森探鳥会の報告 ('12/6/11発信)

 昨年落ちたブナの新芽が所狭しと芽生え、これからが楽しみなふるさとの森、そして一泊探鳥会。
 天候は薄曇りで絶好のアカショウビン日和。さっそく声で出迎えてくれました。日中はほとんどアカショウビン・オオルリ等が鳴き交わし、しかも姿まで見せてくれる大盤振る舞い。ブッポウソウ・ヨタカが出なかったのが残念ですが、翌日全員が午前4時には探鳥会に出勤しました(特に要注意の両O氏も、二日酔い又は午前様酔い?にもかかわらず苦闘の末出勤した・・・?)。確認した鳥は、コノハズク、ミソサザイ、ジュウイチ、キビタキ等も含め全部で25種。
 しかし問題点もありました。
 事前準備の下見、本来参加する方々をお迎えすべき担当の我々が遅くなったこと、探鳥会のリーダー、当日翌日のスケジュール案内が充分でなかったこと等でした。東部では年に一度の宿泊イベントなので、支部ホームページに道案内は載せる方が良いのでは?と感じました。例年参加者・宿泊者が固定化される傾向に有り、内輪の会のようになっているのでは? もっとオープンに昼夜とも来て頂けるように考慮すべきとの提言もありました。ごもっともです。次回からは是非ともそういたしたいと思います。
 以降はこの場を借りて、野鳥との直接の関係は無いが個人的関心分野の植物に限定して追伸。
 イワカガミの多さにビックリ。氷ノ山とほぼ同じ植物種が生えているのに此処にはギンバイソウが無い。逆にタジマタムラソウがある。キバナアキギリの葉が薄い。などまだまだ氷ノ山との比較対象として面白い所であります。この地にこれほどブナがあり、かつその落葉が豊富であるのは特筆すべきことと思います。ここのブナ林の保護は現状の個人・企業の管理のみにまかせず、地元自治体・県・国レベルでの援助・管理も必要と感じています。
 (6/4 by 大下)
        
   「八東ふるさとの森」はまるごと美しいブナ純林。野鳥や植物が豊富で宿泊施設もあります。
   この森の中に立って深呼吸すると、日頃のつまらない悩みはどこかへ消えてしまうことでしょう。

 ・「八東ふるさとの森」の野鳥カメラマン問題の現状について   ('12/6/11発信)

 
私たち「NPO法人 日本野鳥の会鳥取県支部」は、この「八東ふるさとの森」の地に集まるカメラマンが野鳥の撮影のために営巣中の野鳥の巣に異常に接近することに対して、野鳥の繁殖を妨害し自然保護を踏みにじる行為であるとして過去十年以上にわたって自粛をお願いしてきました。しかしその効果は十分ではなく、依然として野鳥の生活に対する配慮の無い、写真さえ取れればよいという自己中心的なカメラマンの行動が目につきます。現地で巣の周りをぐるりと取り囲んでいる多数のカメラマンに巣から離れるようにように注意した当支部会員が、「撮影するのは俺たちの勝手!」と彼らから暴力を振るわれそうになったこともありました。
 過去の経緯については、このホームページの中の「探鳥地ご案内」−「八東ふるさとの森」をご覧ください。
 数年前にこの施設の管理団体が交代しました。新しい管理者には私たちの主張を十分にご理解いただいており、以前のようなカメラマンの好き勝手が通用する無法状態の森から脱却して、ある程度の秩序が見られるようになってきています。以下、探鳥会当日に確認したこの問題の現状について報告します。

   
   6/2の林内の風景。一個の野鳥の巣の前に三十名近い人間がひしめき合っている。そのほとんどは写真
  だけが目的のカメラマン。美しいブナ林内でここだけが異様な光景である。異様に感じるのは、この集団が
  発散している我欲の臭気が周囲の自然の美しさに対してあまりにも不調和だからだろう。
   一応ロープで規制はされているものの巣との距離はまだ十分に近く、野鳥が怖がって巣を放棄してしまう
  可能性はまだある。なお肖像権を侵害しないために人物の顔は塗りつぶしています。写っている人物の中
  には当支部の会員はいません (会員によく似ている人物もいますけど・・)。


  
  同じ日に別の角度から写した写真。こんなにひしめき合って鳥を見て楽しい?この施設の管理者が設置した
  足元のロープがなかったら、彼らは巣の真下まで近づいて写真を撮るかもしれない。その結果、人間を恐れる
  親鳥は巣に入れなくなり、巣の中のヒナたちは飢えて死んでしまうだろう。この森に毎年来ていたブッポウソウ
  が数年前から姿を消したのは、一日中巣の真下に居座って写真を撮っていたカメラマンたちのせいである。

  管理者のご努力により一応ロープでの規制が実施されるようになりました。しかし、巣の周囲の立ち入り禁止の範囲など規制の内容についてはまだ十分に実証されたわけではありません。今年の規制の結果を見て来年以降の規制内容が変更になるかもしれません。

  この森を訪れるカメラマンの皆さんにお願いがあります。私たちの支部の中には野鳥の写真撮影を趣味とする会員も数多くいます。決して野鳥の写真を撮ることそのものに反対しているわけではありません。しかし、営巣中の野鳥の撮影については全く話が別です。いったん巣を確保しその中で卵やヒナを育てている野鳥は、危険がせまってもヒナをつれて引越しすることはできません。人間が不用意に巣に近づき過ぎると親鳥が巣を放棄してしまう恐れがあります。
 プロの野鳥写真家は、巣から数十mの距離を取り、物陰に隠れ、無人のカメラを設置するなどして極力親鳥に警戒心をおこさせないようにして優れた写真を撮影しています。巣のすぐ近くの巣から丸見えの位置に椅子を据え付け、座り込んでタバコをふかし食事をし仲間と談笑しながら一日中巨大なカメラを巣に向けている人間の集団を、親鳥がある日突然見た場合、彼らがどんなに恐怖し心配するかを想像してみてください。人がいる間は親鳥は巣に近づけません。巣の前に一日中人間がいてヒナに餌を与えることができなければ、ヒナは飢えてすぐに死んでしまいます。
 彼らは子を産み育てるために何千kmの海を自分の力だけで渡ってこの森にやってきました。人間が巣に近づき過ぎたためにヒナを死なせてしまった場合、彼らは子孫を残せないまま秋には南へ向かってまた何千kmの海をこえていかなければならない。来年はもう日本に戻ってこれないかもしれないのです。
 不用意な撮影行為はあなたが自分の手で野鳥を殺しているのと同じことです。
 一般的には、野鳥の巣の撮影はなるべく控えるべきと思います。どうしても撮影したい場合には、まず遠くから親鳥の様子をよく観察し、自分が近づいても警戒心を起こさない距離を確認してから短期間で撮影を終えるようにしてください。一日中巣の前に居座るなどは言語同断の行為です。人がカメラを据え付けているからと、付和雷同で自分もそのそばにカメラを据え付けるのはただの思考放棄です。巣との距離が適切かどうか自分の目と頭を使って親鳥の様子につねに注意を払ってみてください。
 私たちがこの森で野鳥が安心して子育てできるように気をつけて行動すれば、必ずこの森の野鳥の数と種類は年ごとに増えていくことでしょう。約二十年前のこの施設の開園当時は、朝テントで寝ていると野鳥のさえずりがうるさくて寝ていられないほどでした。再びあの環境がよみがえるように、この森を訪れるすべての皆様のご協力と自然を破壊する行為に対する監視をお願いいたします。
( 6/11 by 管理人)



・5/4 日南町でブッポウソウ巣箱の修理を実施 ('12/5/11発信)

 5/4に西部の支部会員有志で日南町にかけているブッポウソウの巣箱の修理をしました。午前中は風も強く雨も降っていたため、巣箱のチェックや初認調査をしました。日南町福栄地区のニホンサクラソウも見に行きました。
             
 雨に濡れたニホンサクラソウがきれいです。     とりあえずブッポウソウの写真も撮れました。
 
  午後になって天候も回復したので巣箱の修理、取り替えを行いました。ふたの取れかけたものや底板の落ちかけたものなどを修理・交換しました。また一カ所でブッポウソウを確認、オス同士で縄張り争いをしていたようでした。
 下の写真にある巣箱は底板の落ちかけたもの(日南町)と横板に穴の開いたもの(南部町)です。どちらも新品に交換済みです。横板の穴はキツツキによるものだそうです。なぜこんなところに穴を開けたんでしょうか?
 当日の参加者は4名。午後からは雨は上がりましたが、風は強く、肌寒い1日でした。

       
 D氏が電柱にすいすいと上って  交換のため回収した巣箱。    横板の穴はなんとキツツキによるものだそう。
 作業、手慣れたもんです。

(5/4 by 増馬)

・4/15 大山一斉清掃+探鳥会の風景です('12/04/22発信)

       
  今年は集合場所の博労座周辺にもまだ多くの残雪。      ゴミばさみを手に雪の中の探鳥会。
   
   鳥だけでなく下山中の登山者とも出会います。

 4月15日に大山で各種団体や一般参加者によるボランティア一斉清掃があり、当支部は探鳥会も兼ねて参加しました。大山博労座・桝水高原・奥大山スキー場・鏡ヶ成などに分かれて総勢800名ほどの参加があったようです。
 午前9時の開会式のあと、それぞれ班に分かれて清掃開始。我が野鳥の会西部は博労座から南光河原を通り阿弥陀堂までの道のりを清掃しました。先月の残雪探鳥会の時よりさすがに雪はだいぶ溶けましたが、それでも道路から少し入るとまだ多くの積雪が残っていました。そのせいでゴミはさほど多くありませんでしたが、路肩に煙草の吸い殻が多かったように思います。ゴミは綺麗になりましたが、積雪の影響かあちこちで木の枝が折れたり道路に落ちて道をふさいだりしている状況が多く見られました。雪が溶けたらこの枝の除去や清掃のほうが大変ではないのかと思いました。
 ゴミを拾いながら探鳥。この時期多いのはアトリです。阿弥陀堂へ上がる参道でアトリの群れと遭遇し、次から次へと移動していくアトリの群れに一同思わず声が上がりました。そのすぐ近くではミソサザイのさえずりやクロツグミの鳴き声も聞かれました。阿弥陀堂まで上がり清掃はひとまず終了、ここでしばらく四十雀やヒガラ、ヤマガラなどが楽しませてくれました。
 その後は下山キャンプ場まで降りました。駐車場でもたくさんのアトリを見ることが出来ました。ふと近くで木の実を食ぺあさる鳥が・・・。ヤマガラでした。結構近いところまで何度も現れました。遠くの方で声がしていたゴジュウカラもやがて近くで囀りだし、四十雀もちょこちょこ顔を覗かせていました。
 さらに、一羽の鳥が木の梢に止まった!レンジャクではないかとの声も出たが、一瞬で飛んで行ってしまい結局正体はわからずじまい。ここで鳥合わせをして探鳥会も終了。観察出来たのは16種、少し少ないのかなと思いました。

余談ですが、解散後少し麓のほうに降り探鳥していたらオオルリがいました。囀る雄の周りをメスが一羽飛んでいたようです。その近くでは偶然にクロツグミも見ることが出来ました。
       
 やっと春が来ましたね!オオルリがさえずり始めました。    クロツグミが撮れるとはラッキー!

(4/20 by 増馬)

・4/8の倉吉市打吹公園での探鳥会は、バードウッチング初心者が対象の特別版です。('12/03/28発信)

 倉吉で「バードウォッチング入学式」を開催します

 NPO法人日本野鳥の会鳥取県支部が取り組む「バードウォッチング入学式」が、平成24年4月8日(日)午前8時から、倉吉市内の打吹公園(集合は椿ノ平)で開かれます。この取り組みは、バードウォッチングをこれから始めてみようという方に向けて、打吹山の自然にふれながら、野鳥観察することを企画したものです。
 バードウォッチング入学式では、野鳥を探す・識別する時の注意点やポイント、さらに野鳥と森林との関係を理解することを学びます。身近にある自然を学校として活用し、その楽しさや豊かさを実感し、自然保護活動についてのボランティア意識を高めることを目指します。

参加費は無料、貸出用双眼鏡あり。
問い合わせは、電話0858−35−4602吉田良平 まで。
(by 吉田良平)

・南部町法勝寺地区地域振興協議会からブッポウソウ巣箱を寄贈していただきました。('12/03/28発信)

 3月25日、南部町法勝寺地区地域振興協議会や子供たちが作成したブッポウソウ巣箱15個を当支部に寄贈していただきました。協議会の皆さんはブッポウソウを通して地区の保全や町おこしに取り組んでおられます。
 またこの日、新たに2か所で巣箱の架設作業を行いました。この結果、南部町の巣箱は当支部が架設した12個、「とっとり・なんぶ手自然ネットワーク(サトノテ)」が4個、法勝寺地区地域振興協議会が4個の合計20個となりました。
 寄贈いただいた巣箱はさっそく古くなった巣箱11個と交換しました。底板が抜けている巣箱が数ヵ所ありました。小雪が舞い強風の中での作業でしたが無事終了しました。作業に参加された皆様お疲れ様でした。 
 
           
  巣箱の贈呈式。たくさんいただきありがとうございます。     法勝寺の電柱はナンチュー高い!         
           
  古い巣箱をおろします。                 新しい巣箱を設置して一丁あがり!
 (by 土居)


・1/8の新年合同探鳥会 ('12/01/16発信)
 新年恒例の県内合同探鳥会を今年は鳥取市湖山池で実施しました。青島に渡る橋の手すりが老朽化し昨年末から交換工事中で立ち入り禁止。しかたがないのでいつもの青島を一周する探鳥コースを池西岸のツヅラオ城址付近に変更するしかないと思っていた。しかし、前々日に支部長が工事関係者と粘り強く交渉、その結果、当日に限って橋を渡っても良いとの特別の許可を得ました。支部長!、ありがとうございました!

 朝9時、青島の駐車場に東部を主に県内各地から24名が集合。年末から雨や雪の日が続いたが探鳥会当日は無風で時々日も差し冬の山陰ではこれ以上は望めないような好天でした。11月末の県から委託のガンカモ調査の時にオジロワシ若鳥を津生島(つぶしま)で確認、その後数が増えたとの情報あり。また十年以上連続して飛来している例のオオワシも年末に元気に到着している。本日の探鳥会は大型ワシに出会う確率が高そうとの話をしてから工事中の橋を渡った。渡った所に小さな広場があり例年の冬はここの地面でツグミやシロハラ、時にはトラツグミや去年はヤツガシラさえもが餌をあさっていた。しかし、今年は数羽のカワラヒワとセグロセキレイのみ。「さみしー」とつぶやくと、あわれに思ったか正面のセンダンの木のてっぺんにツグミが二羽とまってくれた。

 島の東岸から一周することにして竹藪の中の遊歩道を歩く。「前日に本土?から下見していた時に、この先の松の木の上で大きなワシが魚を食べていました。」と話していると、草むらの中に大きな鳥の死体らしきものが見えた。近寄って調べるとノスリの死骸だった。死後数日以内だろう。首付け根背側の背骨に達する深い傷以外には外傷はなく、食べるために殺されたのではない。この島には獣はタヌキぐらいしかいない。ひょっとしてオジロワシに近づきすぎて彼の怒りを買ったのでは?
 そこから少し歩いたところで、突然頭上に黒い大きな影が現れた!オジロワシだ!尾羽白く翼はほぼ黒く成鳥に見える(O氏の話では亜成鳥とのこと)。我々の頭上を飛びながら、時折両足をそろえて瞬間的に前方に突き出している。これ、どういう意味?(まるでG馬場の得意技32文ドロップキックのようだ、このたとえが判る人は私と同じ完璧オヤジ世代・・。)そのうちオジロワシがもう一羽現れた。こちらは翼に白斑が多く若鳥だ。二羽は悠然と我々の頭上を飛び交ったのちどこかに消えていった。
      
ノスリの死骸。首の根元に鋭く深い傷が一つあるのみ。 突然現れたオジロワシの迫力に一同あ然、ボーゼン。

      
  オジロワシ亜成鳥が悠々と頭上を舞う。    「アオジだ!」真冬の陽の光は恵みだ。肩に暖かみを感じる幸せ。

 (もっとオジロワシの写真を見たい方は下記をクリックしてください。当日参加した当支部会員によるブログの記事です。なお、当サイトの投稿ギャラリーのページにも写真を載せています。)
     
「けんとさとの野鳥日記」

 
興奮さめぬまま遊歩道を進む。カラスウリの多い斜面でアオジ数羽発見!ここでしばらく日向ぼっこしながら観察。
島の北端に来ると津生島が見える。南面の斜面をスコープでのぞくと木の枝にオジロワシがとまっている。しかも複数。「三羽だ!」、「いやもっといる!」 皆がスコープにかじりつき十分間ほどワアワアやった結果、四羽という結論になった。若鳥三羽と亜成鳥一羽。湖山池での過去最高記録である。
 西岸に回りのんびり歩く。やはり小鳥は少ない。例年ウソが桜の芽を食べにくるのだが、食べかすが落ちていないので今年はまだ来ていない。シジュウカラなどのカラ類も一羽も出なかった。これほどまでに小鳥の少ない冬が今まであっただろうか?
 駐車場に戻って北岸のオオワシの停まり場をのぞくと、島を一周している時は外出していたオオワシがいつもの場所に戻っていた。オジロワシと縄張り争いをしているのだろうか。鳥合わせをしたら37種類をカウント。小鳥は少ないが水鳥は多かった。ワシタカ類は沢山出て、ハヤブサ、(生きている)ノスリ、ミサゴ、トビ、オオワシ、オジロワシ。鳥合わせして正午に解散したが、興奮さめやらず駐車場を立ち去りがたい参加者が多かった。

 この冬にオジロワシの数がこれだけ増えた要因は、青島が現在立ち入り禁止になっていることにあるのかもしれない。青島はそのピークまで歩道が伸び、周回遊歩道を散歩する人の数も多い。通常の冬であればまず島には居ついてはいないだろう。言いかえれば、安全な休息場所さえ確保されれば、湖山池はもっとたくさんの大型ワシを引き寄せるだけの魅力を持っているのかもしれない。大型の淡水魚の市場での商品価値は現在極めて低いので、大きな淡水魚だけを獲物とする大型ワシが少々増えても、カワウのように漁協との間であつれきを生む可能性は少ないだろう。
 青島の橋の工事は二月末まで続きその間は青島は立ち入り禁止であり、オジロワシ達は青島と津生島を行き来しながら越冬できる。来年の冬もまた四羽、いやもっとたくさん来てほしいものである。そのためには、ひっそりと越冬している彼らをこの冬の間にむやみに脅すようなことがあってはならない。湖山池を好きになってもらわなければ。
(by管理人)


・12/11の探鳥会(鳥取市千代川河川敷)風景  ('11/12/21発信)
 12/11(日)に開催した千代川河川敷での探鳥会の様子を紹介します。結構色々な鳥が出ました。その中には当日は予想もしなかった結末を迎えた鳥もいたようです。会員外も含め11名が参加。

 まず川沿いの自転車専用道を南に歩いたが、思ったよりもカモ類が少ないというかほとんどいない。例年は対岸(西岸)沿いの岸辺にマガモやオオバンがたくさんいるのだが、今年は全く見られない。いつもは対岸の木の上によくノネズミ狙いのノスリが停まっているがその姿もない。第一、対岸の木が一本も無くなっている。そういえば昨年の冬に国土交通省が対岸の河川敷の木を大量に伐採していたナー、とようやく思い出した。冬になるまで気付かなかったがここまで皆伐しているとは思わなかった。岸辺の雑木まできれいに無くなっている。なんでここまで切る必要があるの?
 木がない所は安全な隠れ家がないので野鳥は来ない。岸辺の日陰や茂みも無くなったので川魚の産卵場や稚魚の隠れ家もかなり減っているのだろう。川魚が採れなくなると千代川漁協はすぐカワウのせいにするのだが、国土交通省がやっている水際を岩で固める護岸工事の影響がもっと大きいのではないか?増水すればすぐ水面下になる場所に護岸工事をして何か治水上の意味があるのか。膨大な政府の借金をさらに増やして子や孫の世代に借金のつけを回しているだけではないだろうか?

 以上、脱線・・。話を探鳥会に戻すと、千代橋まで行って引き返す我々の脇をタカの仲間が一羽スッと抜けて行った。「大きさから見てハイタカかなー」などと言いながら駐車場近くまで来ると、同じ鳥が再び現れ道のそばの植え込みの陰に降りた。近寄っても逃げない。ワシタカをこんなに近く(距離10m位)で見たことは今までにないので一同興奮!やはりハイタカの♀だった。しばらくして対岸へと去って行ったが、その飛び方が弱々しくどこか怪我をしているのではと心配になった。
 その後、北側の八千代橋までのんびり歩く。川の中州にわずかに残った木の下に数十羽のカモの群れが集まっていた。よく見るとその中にオシドリが7羽ほどいた。この付近でオシドリを見るのは初めてのこと。樹木さえあれば野鳥は集まってくる、そのことを再認識させられた探鳥会であった。風もなく雨も降らず、この時期にしてはまずまずの天候(曇り)でした。全部で33種出現。数は少ないが種類は多かった。詳細は支部報をご参照下さい。

    
 突然のハイタカ出現に慌てふためく参加者一同。  ハイタカ♀。コンパクトデジカメのため距離10mでも不鮮明

    
初冬の曇天に一瞬日が差した。対岸は皆伐され野鳥 千代川河口から約3kmの八千代橋までは両岸ともこうい
は皆無。カモは中州に残った木陰に集まって休んで  う岩だけの岸辺になった。工事区域は年々上流へと伸び
いた。                             ている。隠れ場がないので野鳥はほとんどいない。魚も減
                                 っているだろう。わざわざ巨額の税金を使って貴重な生物
                                 多様性を破壊しているのである。何の意味があるのか?
                                 (2011.12.21撮影)
           
・探鳥会で出会った? ハイタカの後日譚 ('11.12.21発信)
 仲間内の話で恐縮ですが、先週末の12/17(土)に野鳥の会県支部の東部の忘年会を行いました(鳥取県は横に長いのでたいていの行事は東、中、西部の三カ所に分かれて実施しています)。出席された鳥取県の自然保護の分野で著名なK先生からビックリするような情報がもたらされました。
 K先生のお話、「一昨日、12/15に県立博物館の駐車場にハイタカ♀の死体が落ちていたとの知らせがあった。早速昨夜のうちにはく製にした。とても痩せていてびっくりするほど軽かった。解剖していたら体内から鉛散弾三発を見つけた。ただし、傷痕は治癒しかかっていたので弾による負傷が直接の死因ではなさそうだ。」
 体重は約200g、体長は39.5cmとのこと。ハイタカ♀の体重は300g程度とされているので異常に痩せている。
 (参考サイト:多様性生物希少標本ネットワーク  http://hyouhon.jp/html/birds3d11.html)
 体重60kgの人間が40kgまでやせ衰えたようなもので、まともに餌を追いかけることもできなかっただろう。確実なことは言えないが、12/11に出会ったハイタカ♀と同一個体である可能性が極めて高いのではないかと思われた。その理由は外観がほぼ一致するだけではなく、探鳥会で見たハイタカは人から遠ざかる体力もないほどに弱って見えたからである。死期が近いのではないかとさえ思われた。あれほどに弱ったタカは野鳥の会会員一同もいままで見たことがなかった。
  射撃された後が治癒しかかっていたとしても、体内に残った鉛散弾からの毒が体内に回り餌の小鳥を追う体力を奪ったのかもしれない。もちろんハイタカは狩猟対象の鳥ではない。(下記の鳥取県のサイトの鳥取県鳥獣保護区の図の下の方に、指定期間に限って狩猟してもよい野鳥29種が載っています。  http://www.pref.tottori.lg.jp/secure/312411/H22choujuuhogokuitizu.pdf  

 死体が発見された県立博物館は、我々が4日前に探鳥会を行った千代川河川敷からは2km弱離れている。なぜ彼女はわざわざ博物館前まで行って死んだのだろうか?博物館に勤務する人が勤務先の駐車場で野生動物の死体を見たら、「ちょうどよかった。はく製にして来館者に展示してあげよう。」と思うだろう。ここほど死後にはく製にされる確率の高い場所はほかにない。死期を予期していた彼女はあえて最後にその地を選んだのではないか。
 こじつけと言われればその通りだが、自分はなんだかそういうふうに思いたい気がする。実際はただの偶然でたまたまそこで死んだに過ぎないのだろうが・・・。ただ、単なる偶然だとしても、こんな偶然の積み重なりはめったに起きるものではないことも確かだ。人間により無法に撃たれた結果として死を迎えた一羽の鳥が最後の力をふり絞ってその地まで行き、自らはく製となって我々に何かを伝えたかった、そう思いたい。

    
 死体で拾われた時の姿の写真をさらに撮影。    忘年会後、K先生のお宅にお邪魔し拝見したはく製と化した
 探鳥会で彼女に会った参加者中4名が、思いが   ハイタカ。(手前。後ろは比較のために置いたクマタカはく製) 
 けずこの日彼女に再会(多分・・)してしまった。           
 (by 管理人)


・10/16大山一斉清掃+探鳥会の様子の紹介です。 ('11/10/29発信)
 秋の紅葉シーズンを前に、西部地区恒例の大山一斉清掃+探鳥会の催しに参加しました。
今回の一斉清掃には西部地区を中心に総勢700名以上が参加されたとのことです。

    

   日曜日の朝9時、大山寺博労座に集合         天気は良いが大山山頂には雲がかかる

   
   下山キャンプ場から横手分かれまでゴミ拾い     ゴミ拾いも終わり、さあ探鳥へ!

 ゴミの量は昨年よりだいぶ少ないとのこと。
 残念ながら今回の探鳥会ではカラ類の混群の鳴き声とソウシチョウの群れが確認された程度でした。時期的に夏鳥は渡っていく頃だし冬鳥には少し早く、過渡期だったせいではないでしょうか。紅葉は上の方は色付いていましたが大山寺近辺は色付きが始まった程度で、今週あたりからが見頃になるようです。
 (10/23投稿 by 増馬 健一)


・ブッポウソウ巣箱の清掃風景(東部です。 ('11/10/9発信)
 先週の日曜日(10/2)に東部の八頭町・若桜町内に設置しているブッポウソウ巣箱の清掃を行いました。会員7名が参加し6カ所に設置した巣箱を回り、来年の繁殖に向けた巣箱内の清掃と同時に今年の利用の状況を調べました。
 結果は、残念なことに今年もブッポウソウの繁殖の形跡は認められませんでした。鳥取県では、ブッポウソウによる巣箱利用は西部で多数の記録があり、さらに中部の一部でも利用例がありますが、東部では今のところブッポウソウによる巣箱での繁殖記録はありません。なお、今回調べた巣箱は全て他の鳥によって使用されていました。スズメが4例、シジュウカラ2例です。
 当日の参加者の皆様、お疲れさまでした。

 (by 管理人)

    

年中サンダル履きの某副支部長。  これは巣箱の中にあったスズメ  結構高くて下から見ていると怖い。
電柱に登る時もサンダル!      の巣。ワラを積んだだけで、何と  でも実際に登ってみると下を見る
(良い子はマネしないでください。)   も粗雑。高さが高いのは多分二  余裕もなく怖さを感じなかった。
電柱にかけた緑のベルトは今年か  回利用したのではとのこと。    電柱の下には散り始めの彼岸花。
らの新兵器、登攀用具の佐助。

 
 左はシジュウカラの巣。コケを厚く積んだ上に犬の毛?
で丸く暖かそうな産座を作っている。とても軽い。
精巧な作りで、スズメの巣とは雲泥の差









・県内三ヵ所で巣箱作り講習会を開催しました。 (2011/9/17発信)
 このページの一番下の記事でも紹介しましたが、この夏に県内三ヵ所で巣箱作り講習会を実施しました。西部地区では毎年開催してきましたが、東部と中部では初めての試みでした。
 当支部からは指導・お手伝に延べ14名が参加。受講者としては全体で53組、140名の参加者があり、子供たちは普段持ったことのないノコギリなどを手に一生懸命の奮闘ぶりでした。
 来年の春、小鳥たちがこの巣箱で子育てしている様子を早く見たいですね!
 
 米子水鳥公園での講習会の風景をご紹介します。

          
   「今日はみんなでこの巣箱を作りましょう!」           「お父さんの指を切らないでね・・」

           
         この真剣な表情!                         「ヤッター、出来た!」
  (一方、後ろの方ですでに寝ている?子もいます)



・鳥取県巣箱コンクールのご案内
(2011/9/17発信)
 鳥取県では「平成23年度野生動物の住みかコンクール」の募集を行っています。今年からは野鳥の巣箱だけでなくコウモリやムササビ、ニホンリスなどの野生動物用巣箱も対象とすることになりました。
[応募条件]
(1)県内の小学校児童および中学校生徒の作品で未発表のものに限ります。
(2)作品は県内に在来の野生動物の利用を想定して作成されたものに限ります。
(3)作品に「巣箱説明書」を添付の上、各小学校、中学校を通じて提出してください。
(4)作品の大きさは主催者が容易に持ち運べる程度とします。

[作品受付(搬入)期間・場所]
     受付(搬入)期間             受付場所 
 東部  9/29(木)〜10/3(月)  東部総合事務所生活環境局生活安全課
 中部  9/27(火)〜10/3(月)  中部総合事務所生活環境局生活安全課
 西部  10/3(月) 13時〜17時15分  西部総合事務所生活環境局生活安全課

 詳しくは鳥取県公園自然課HPの「野生動物のすみかコンクール作品募集」を見てください。又は公園自然課自然環境保全担当(tel:0857-26-7872)に直接お問い合わせください。


・平成23年度定期総会開催(2011.8.1発信)

 6/5に湯梨浜町中央公民館において本年度の定期総会を開催しました。
委任状68名を含めて87名の参加のもとで、平成22年度の活動報告・決算報告が承認されました。
また、23年度事業案と予算案が承認されました。
総会の資料については下記をご覧ください。

 「日本野鳥の会鳥取県支部 平成23年度総会資料


・巣箱作り講習会(2011.8.1発信)

 
今年の夏に県内各地で野鳥の巣箱作りの講習会を開催します。作り方を習い自宅の近くの森に巣箱を掛けて、来年の春には鳥たちの子育ての様子を観察してみませんか?
詳細は各会場までお問い合わせください。

・東部  8/6(土) 9:00からと13:00からの二回 対象:児童、一般 
     定員:巣箱10個/回を作成 会場:氷ノ山響の森(若桜町)

・中部  8/20(土) 9:00−12:00の一回 対象、定員:小学3年〜小学6年までの児童と保護者10組
      会場:倉吉市博物館

西部  7/30(土) 9:00からと13:00からの二回 対象:児童、一般
      会場:米子水鳥公園
      8/14(日) 9:00からと13:00からの二回 対象:児童、一般
      会場:児童文化センター



・県内のカワウ生息調査スタート(2010.6.3発信)

 
カワウは二十年程前までは日本国内のごく限られた場所でしか繁殖していず、個体数も少なくその絶滅も懸念される状況でした。しかし、現在では国内繁殖地は数十か所に達し、カワウと人間との間のトラブルも増加しています。今まで繁殖地が無いと思われていた鳥取県内でも、最近数か所で繁殖していることがわかりました。 鳥取県からの委託調査として、当支部では今年よりカワウの生息実態の調査をすることとなりました。年に四回、次の内容で調査を実施します。

 (1)ねぐら出入り数調査
  カワウのねぐら・繁殖地で生息数及び夕方の巣入り数とそれら個体の飛来した方角を調査する。
 
(2)河川等利用実態調査  県下の漁業権が設定された湖沼・河川において、昼間のカワウの居た場所と数を記録する。
 (3)繁殖地で巣の数、利用状況を記録する。

 
既に5月中に第一回の春の調査を実施しました。調査の実施風景の一部を下記でご覧下さい。
 
・カワウ繁殖地訪問記(鳥取市湖山池団子島)

・「ヒナを拾わないで」キャンペーン(2010.5.2発信)

 毎年四月から六月にかけては野鳥の子育ての時期です。身近な場所で巣立ち直後のまだ飛ぶことが下手なヒナを見かけることがあります。近くでは親鳥が心配しながらヒナの行動を見守っています。
 ケガをしているのではないかと思ってつい拾ってしまうと、さあ大変! あなたは親鳥からヒナを奪った誘拐犯になってしまいます。遠くからそっと見守ってあげましょう。
 
 詳しくは下記サイトの内容をご覧ください。
 このサイト中のpdfファイルはダウンロード・印刷などで自由に御使用ください。
  「 ヒナを拾わないで! 」へのリンク